「木と尾の漢字の読み方って・・・?」
木と尾の漢字、梶。
この梶の読み方は、
音読みは、ビ
訓読みは、かじ・こずえ
となります。
これらの読み方の意味をサクッと見てみましょう。
- 木+尾の漢字!「梶」の意味は?
- 「梶」という漢字を分解してみる!
という順で見ていこうと思います。
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木+尾の漢字!「梶」の意味は?
木と尾がセットの漢字。
梶の意味を見てみましょう。
「梶」の意味は「舵」
まず、梶がかじという読み方の場合の意味。
この時、梶(かじ)には舵(かじ)という意味があります。
舵をとるという言葉がありますね。
梶(舵)とは、
- 船が進む方向を決めるハンドル
- 船を進ませる水掻き
- 集団が進む方向を導く
という意味です。
「梶」は「かじのき」
次に、梶はかじという読み方でかじのきを意味します。
かじは、かじのきの古名です。
かじのきは、10m程度の樹木で、樹皮は紙の原料になります。
「梶」は「こずえ」
梶はこずえと読まれる場合も、樹木に関係する読み方でした。
こずえには、梢という漢字もあてられます。
こずえの意味は、木の枝の先端です。
枝先がだんだんと細くなっていく、木のしっぽという事が表されていました。
その内容を、次の章でチェックします。
「梶」という漢字を分解してみる!
梶という漢字を分解してみましょう。
すると、梶の読み方がかじ・こずえになった理由が分かります。
「梶」=「こずえ」の訳
ご存知のように、梶は木と尾に分かれます。
尾はさらに尸のような字と毛に分かれます。
ここで、尸は動物のお尻を表します。
そのため、尾=尸(お尻)+毛=しっぽという事に。
「梶」=「こずえ」
すると、梶=こずえの説明は簡単です。
木の先のしっぽの様に細くなる部分がこずえなのです。
「梶」=「かじ」の訳
次に、梶の読み方がかじとなった理由です。
船の船尾には、板状の舵が付いています。
船の進行方向を、船尾の舵で決めるのです。
この舵の材料に、梶の木が使われました。
そのため、梶といえば
(船の)かじ
と読まれるようになったのです。