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木+風の漢字「楓」!読み方や意味を一発チェック

投稿日:2017年12月29日 更新日:

「木と風の漢字って、読み方は?」

が組み合わされた漢字、

という漢字は、

音読みがフウ

訓読みがかえで・もみじ

という読み方です。

ここでは、という漢字の意味や成り立ちについて、見ていきます。

  • 木+風の漢字!「楓」の意味は?
  • 「楓」という漢字の「成り立ち」

という順チェックです!

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木+風の漢字!「楓」の意味は?

がくっついた漢字、

読み方はフウかえで・もみじでしたね。

このは、日本ではかえでという樹木を意味します。

ところが、という漢字は、中国ではフウという違う樹木を指す言葉なのです。

「楓」という言葉の変化

は中国でマンサク科の樹木、フウという木を指す漢字です。

フウは下の写真のように、紅葉のきれいな木です。

このという漢字は日本にやってくると、

カエデ

という樹木を指す言葉に変化。

同じく紅葉が綺麗なカエデに、このという漢字が当てはめられた様です。

「楓」は「カエデ類の総称」

という漢字はカエデ類の総称です。

カエデ類の種類は100種類以上にも及びます。

このカエデ類には、紅葉が綺麗な木が多いです。

紅葉する木と言えばカエデというイメージになりました。

「もみじ」という読み方

という漢字には

もみじ

という呼び方も加わりました。

もみじ紅葉と書きますからね。

「楓」という漢字の「成り立ち」

という漢字はどんな感じで出来上がったのか?

成り立ちを見てみましょう。

「楓」=「風」にゆれる「木」

フウがどうしてという漢字になったのか?

それは、ほんの少しので枝が揺れるだからです。

になりました。

そして、この風に揺れる木が由来となり、別名がつくことに。

「囁く(ささやく)」木

フウという木は別名で

欇欇

という漢字が使われます。

(ショウ)という漢字は葉が裏返るという意味の漢字です。

囁く(ささやく)という字にも似ていますね。

少しの風で枝葉が揺れ、囁く(ささやく)ように木が鳴るのです。

風神の木

フウには風神が宿る(やどる)、とされました。

フウが成長すると、この木にはコブが少しずつ出来てきます。

そのコブが人の形に見えることから

風神が宿る

とされたんですよ。

「フウ」の伝来

フウという木は日本にはありませんでした。

現在では庭木や街路樹、公園の木として私たちに憩いを与えてくれています。

という漢字が日本にやってきた後、江戸時代になって、フウは日本に伝来しました。

中国南部や台湾に生えていた木のため、タイワンフウ(台湾楓)という別名があるんですよ。

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