「なんて読むのかな・・・?」
木と鬼とでできた漢字、槐。
まずは読み方を。
この槐という漢字の読み方は、
音読みがカイ
訓読みがえんじゅ
となります。
ここでは、この槐という漢字の読み方や意味をサクサク解説していきます。
- 木+鬼の漢字!「槐」の意味は?
- 「槐」は「子宝の木」
という順でチェックです!
スポンサーリンク
木+鬼の漢字!「槐」の意味は?
木と鬼がくっついた漢字、槐。
読み方はカイとえんじゅでした。
この槐の意味は、読み方通りえんじゅという樹木です。
このえんじゅの木は20mほどの高さまで大きく成長し、街路樹にされます。
花からは黄色の染料が作られ、果実やツボミは薬になりました。
「槐」という役職
その昔、槐という字は
朝廷の役職のトップ
を表す言葉でもありました。
それは、遠い昔の中国の周という王朝から始まりました。
周では、裁判が行われる場所に槐を3本植えました。
それは、君主を補佐する3人の実力者が座る場所の目印でした。
そこから、槐という漢字が役職のトップを示すようになったのです。
「槐」は「子宝の木」
中国ではカイと呼ばれる槐は、
子宝に恵まれる木
と信じられました。
マメ科の槐。
この木には、サヤエンドウに似た莢(さや)がつきます。
莢のなかには、種子がたくさん実っています。
それが、子孫繁栄のイメージになりました。
「えんじゅ」は「涙の木」!?
その昔、槐という木には、櫰という漢字が使われていました。
櫰の右側の部分は、
目から涙がしたたり落ち、その涙を衣で隠す
という状況が表現されています。
この涙を隠すが莢(さや)に種子を隠すということに。
種子が莢に隠れている木、それを櫰という漢字で表したのです。
「えんじゅ」が「槐」に
後に、えんじゅには現在の槐という字があてられるように。
これは、塊(かたまり)がついた木、としての槐ようです。
上の画像は槐(えんじゅ)の花です。
白い大きな塊がついている、という感じがします。