「麓って漢字、どんな読み方なの?」
答えはこちらです。
「林」+「鹿」の「麓」は・・・
ふもと
ロク
という読み方の漢字です。
ここでは、この麓の意味や語源を解説します。
そのなかで、関連する
梺・峰
などの漢字も紹介!
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林+鹿という漢字
林と鹿という文字を合わせた麓という漢字。
読み方は、ふもとでした。
まず、この漢字の意味から見ていきましょう。
林と鹿でできた漢字!どんな意味?
この麓という漢字の意味は、山の裾(すそ)を表します。
- 麓(ふもと)
- 山麓(さんろく)
- 山裾(やますそ)
という漢字は、同じ意味で使われます。
また、麓には
山林を守る人
という意味もあるんですよ。
「ふもと」と読む漢字
ふもとという読み方の漢字には、
梺
もあります。
この字は麓と同じで、山の裾を表しています。
下の方にある林=山のふもと
と、いうことですね。
林と鹿でできた漢字!語源は?
麓のつくりは、木が並んでいる林の下に鹿が付いていますね。
麓という漢字は、
林の中に鹿がいる場所
が語源になっています。
山の裾野(すその)に広がる森林に、鹿が住んでいるイメージです。
ちなみに、鹿という漢字の下の部分、
比
は、鹿の足を表しているんですよ。
峰や山腹
麓と逆の山の頂上を意味するのは・・・。
山のみね(峰・峯・嶺)です。
山の中間は、山の中腹、山腹です。
次の章では、麓に似た漢字を紹介します。
普段あまり見かけないような、
儷
という様な字もあります。
「麓」に似た漢字
麓に似た漢字で、
- 塵
- 麗
- 驪
- 儷
という漢字を紹介します。
「麓」に似ている「塵」
まず、鹿を使った漢字で、塵です。
塵の読み方は、
- ちり
- ジン
塵も積もれば山となるというように使いますね。
この漢字のもとは、
鹿の群れが移動する時、土を巻き上げる
というものです。
土という漢字の上に鹿があって、土ぼこりが巻き上げられる様子を表しています。
砂が巻き上げられれば、砂塵(さじん)といいますね。
「麓」に似ている「麗」
他にも、鹿という漢字を使った興味深い漢字があります。
それは、麗という文字です。
この漢字の使い方で多く見られる例で、
華麗(かれい)
という表現がありますね。
または麗しい(うるわしい)など、華やかで美しいものに使われます。
「麗」の成り立ち
この麗という漢字は、
二本の美しい角(つの)を持った鹿
から来ているんですよ。
鹿の頭の上に立派な角が二本ならぶ、ということです。
「麗」の読み方アレコレ
麗は
- なら(ぶ)
- つら(なる)
とも読まれます。
麗の成り立ちの、
角が二本並んでいる
ということからです。
「麓」に似ている「驪」と「儷」
上で紹介したように麗という漢字には、
並ぶ
という意味があります。
そのため、麗と馬がくっつくと、
馬が並んでいる様子
を表わします。
驪という漢字です。
「驪」の読み方
驪の読み方は、
- リ
- レイ
- なら(べる)
- くろ(い)
- くろうま
となり、黒い馬という意味もあります。
「美しい黒い毛並みの馬」という感じでしょうか。
「儷」という漢字
さらに、麗の左側に人がつくと、
儷
という漢字に。
この漢字、夫婦や仲間を意味します。
仲良く並んでいる様子が浮かびます。
読み方は、
- レイ
- つれあい
- なら(ぶ)
です。