「木と無の漢字って、読み方は?」
木と無の漢字、橅。
さっそく、この字の読み方を見てみましょう。
橅という漢字の読み方は、
音読みがボ・モ
訓読みがぶな
となります。
それでは、この橅について
- 木+無の漢字!「橅」の意味は?
- ブナ林が「世界遺産」に!
- 「橅」の語源は「果実の木」!?
といった話題を、サクサク見ていきましょう。
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木+無の漢字!「橅」の意味は?
「橅っていう字、どんな意味なの?」
木と無がくっついた漢字、橅。
読み方はボ・モとブナでした。
この橅という字の意味は、ブナという樹木です。
「橅」=「ブナの木」は日本だけ!
じつは、ブナの木に橅という漢字をあてたは日本です。
漢字の国、中国では橅は模と同じ扱いです。
そのため、橅の音読みが
ボ・モ
なのです。
規模(きぼ)のボ、そして模倣(もほう)のモですね。
「橅(ブナ)」はどんな樹木?
「それじゃあ・・・。」
「ブナって、どんな木なの?」
ブナという樹木は、高さが30メートルに達することもある背の高い木です。
九州から北海道の南部に分布し、山の奥地に生える木です。
ブナの木の主産地は、東北地方です。
この木の木材は、家具やスキーの板に使われたりします。
また、ブナの線維はパルプとなり、紙の原料としても生かされます。
ブナ林が「世界遺産」に!
ブナの木は、強い木です。
放っておくと、どんどん生える範囲を広げていくんですね。
そのため、戦後にたくさん伐採されました。
そんななか、伐採をまぬがれたブナの林が世界遺産に登録されました。
それは東北地方、青森と秋田の白神山地です。
白神山地のブナ林は保護運動によって環境が守られたのです。
「橅」の語源は「果実の木」!?
ブナは、木材としては扱いが大変です。
しっかりと乾燥させてあげないと、腐ってしまい、商品になならないのです。
そのため、木として価値が無い=橅となった。
それが語源とされています。
しかし、その語源に対抗する説あるんですね。
筆者としてはそちらを推したいです。
「食用」の「橅」
ブナの木には、ドングリが10月頃に実りをむかえ、食用になります。
このドングリ、なかなかの美味。
渋みがなく、生食でもOKなんですね。
そのように食用になることがブナの語源。
そんな説があるのです。
果実の「ム」と「菜(ナ)」
まず、果実の古語のム。
そして菜のナ。
その2つをくっつけたムナからブナに変化したというのです。
また、木に果実(ム=無)が実るから橅という漢字にたどり着くわけです。