「蜜柑って、読み方は?」
蜜柑の読み方は、ミカンです。
この蜜柑という字。
じつは、右側の柑という字だけでも
ミカン
と読まれるんですよ。
蜜+柑で、ミカンはとても甘い果物ということが表現されているのです。
それでは早速、
- 「蜜柑」!読み方と意味は?
- 「蜜」は「ハチミツが詰まった蜂の巣」
という順でお話します。
後半では、蜜という字を分解して解説します。
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「蜜柑」!読み方と意味は?
蜜柑という字の読み方は、ミカンでした。
この蜜柑の意味は、まさに果物のミカンです。
「蜜柑」の意味は「ミカン」
昔は、ミカンのことをみつかんと呼んでいました。
蜜のような味わい、蜜のように甘い果物。
それがみつかんであり、蜜柑という字が使われたのです。
そのみつかんは短縮され、ミカンと呼ばれるのが一般的になりました。
蜜柑という言葉も、柑の一語で
ミカン
の意味になっていきました。
「蜜柑」は柑橘類の総称
元々は、ミカンといえばウンシュウミカンを指す言葉でした。
それが紀州ミカンやイヨカン、はっさく、夏ミカンなども仲間に加え、ミカンは柑橘類の総称となりました。
輸入されているオレンジでさえも、ミカンの枠に含まれます。
「蜜」は「ハチミツが詰まった蜂の巣」
「蜜って、ハチミツのこと!?」
蜜という字は、蜂の巣のハチミツが由来となった漢字です。
蜜という字を分解して説明します。
「蜜」=「宓」+「虫」
蜜という字はまず、下の虫の部分が蜂を表しています。
上にある宓は、なんと!
3つの部分に分かれます。
「宀」の部分
まず、屋根や家を表す宀の部分。
そして、必の部分は2つに分かれるんですね。
「弋」の部分
必の真ん中部分が弋に。
この字は2本の棒を現します。
「八」の部分
そして、必の外側部分が八になります。
八は挟み込むという意味です。
「弋」+「八」で「隙間が無い」
この両者をプラスすると・・・。
必=2本の棒でギュっと挟みこむ=隙間無く閉じ込めるという意味に。
「蜜」と「蜂の巣」
それでは、分解した蜜の意味をまとめてみます。
蜜を上から順にみていくと・・・。
家(宀)+隙間が無い(必)+蜂(虫)
と、なります。
これは、どういう意味でしょうか。
それは、ハチミツが詰まった蜂の巣です。
蜜という字は、このようにして構成されていました。
やはり、とっても甘~いことを表現した蜜なんですね。