「木と由の漢字って、読み方は?」
木と由の漢字は、柚です。
さっそく読み方を見てみましょう。
柚という漢字の読み方は、
音読みがユ・ユウ
訓読みがゆず
となります。
では、この柚の意味について解説します。
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木+由の漢字!「柚」の意味は?
「果物の、ゆず?」
木と由がくっついた漢字、柚。
読み方はユとユウ、そしてゆずでした。
この柚という漢字の意味は、ミカン科のゆずです。
木+由でミカン科の「ゆず」
木+由のゆずは、ミカン科の背の低い木です。
高さは3m程度。
大きくなっても5m位です。
ゆずの果実の表面には、ポコポコとした突起があるのが特徴です。
また、ゆずの果実はとても酸っぱいものです。
その酸味や香りは、調味料として生かされます。
さらに、皮の部分は七味唐辛子に、そして柚子胡椒(ゆずこしょう)に、と使われます。
ゆずの生産
「ゆずって、どこで作られているの?」
ゆずの原産国は中国です。
ゆずの木は飛鳥時代から奈良時代にかけて日本に伝来した、と言われています。
ゆずは、現在では原産国の中国では作られていません。
ゆずは韓国でも作られていますが、消費や生産量は日本が多くなっています。
馬路村のゆず
ゆずの主産地は、高知県。
なかでも馬路村(うまじむら)のジュースはとっても美味しいです。
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ゆず湯は「血行促進」
ゆずは冬至の日にゆず湯として使われますね。
冬至の風呂にゆずを入れるのは、江戸時代からです。
このゆず湯は健康に良い、とされています。
ゆず湯の効果
「ゆず湯に入ったら、風邪をひかないよ。」
と、昔から言われています。
実際に、ゆず湯には血行促進の効果があります。
さらに、ゆずの皮には、クエン酸やビタミンCがたっぷり。
肌に潤いをもたらします。
「ゆず湯」は季語
ゆず湯は冬の季語になっています。
ゆずの木は寒さや病気に強い樹木です。
そんなゆずですから、私たち人間にも元気を分けてくれるのでしょう。
ちなみに、ゆずそのものは秋の季語となっています。
次の章では、柚という漢字はもともとブンタンだった、というお話しをさせていただきます。
「柚」=「ブンタン」!?
「え・・・?」
「柚ってブンタンなの!?」
日本ではゆずを表す、柚という漢字。
じつは、この柚という漢字はブンタンという木を意味するものでした。
日本では江戸時代、この柚という漢字をゆずの意味に翻訳し、それが一般化して現在に至ります。
「由」は「ブンタンの果実」
ブンタンには、おいしい果実が実ります。
この果実がブンタン=柚という漢字の誕生の理由でした。
柚=木+由ですね。
右側の由の部分に注目です。
由→壺(つぼ)→ブンタンの果実
と、変化していくのです。
「由」は「壺」
まず、由は壺を表しています。
由の形は壺に似ているのです。
由の象形文字を見てみましょう。
角がとれて、なんとなく壺のようにも見えます。
「壺」は「つるん」
次に、由(壺)はつるんと通ることを象徴するものです。
由に氵(さんずい)をつけると油ですね。
油もつるんと壺の中に入っていくのです。
「つるん」とした「ブンタン」
もう一度、ブンタンを見てみましょう。
ゆずとは違い、表面がつるんとしています。
まさに、つるんとした由がお似合いの果物なのです。
そこに木という字が加えられ、柚という漢字が誕生しました。
ブンタンは大きい
また、ブンタンの重さは500g前後。
大きいものでは1kg以上になります。
その重量感は、まさに壺です。
ブンタンの渡来は江戸時代です。
名産はゆずと同じく高知県。
生産量の90%を占めています。