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木+亞の漢字の読み方は?「椏」とはこんな物なのです

投稿日:2017年12月8日 更新日:

「木と亞の漢字、読めない・・・。」

でできた、という漢字。

読み方は基本的に、

音読みで

訓読みでまた

となりますが・・・。

そこに加えては訓読みで、

きのまた

そして、

みつまた

という読み方も。

このように、ちょっと訓読みが多いという漢字。

その理由から見ていきましょう。

  • 木と亞の漢字!「椏」は読み方が多い
  • 「三椏(みつまた)」ってどんな木?
  • 木と亞!なぜ「枝の股」に?

という順で解説します。

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木と亞の漢字!「椏」は読み方が多い

木と亞の漢字、

木の枝の股

を意味する言葉です。

具体的には、下の画像の◯が付いている所です。

枝の股を意味する

そのため、読み方がまた・きのまたとなるのは自然の流れです。

ここで残ったのが、

みつまた

という読み方です。

「みつまた」は「3つの股」

みつまたは、3つの股(椏)を意味します。

さらに、この3つの股(椏)とは

三椏(みつまた)

という木の事なのです。

この三椏。

枝先が3つに分かれるなんですよ。

こんな感じです。

枝先が3つに分かれていますね。

愛らしいお花です。

「椏」が「みつまた」に

そして、という1文字でも

三椏(みつまた)

という木を表すようになりました。

そのため、音読みではだけのの読み方が、訓読みになると複数に。

  • また(股)
  • きのまた(木の股)
  • みつまた(三つ股)
  • という読み方が生まれたのです。

    「三椏(みつまた)」ってどんな木?

    三椏(みつまた)という木は、ヒマラヤ地方から中国、韓国、日本にかけて分布する木です。

    枝先が3つに分かれている三椏には

    三股

    三叉

    という漢字があてられる事もあります。

    三椏の枝に花が咲いている様子です。

    三椏は上の画像のように、背の低い木で、1~2m位の高さなんですよ。

    枝の先端には、3月頃にかわいい黄色い花を咲かせます。

    園芸として楽しまれる三椏は、オレンジ色の花が目を楽しませてくれます。

    最後の章では、枝の股を表す理由を探ります。

    ポイントは、の部分でした。

    木と亞!なぜ「枝の股」に?

    がくっつくと、どうして

    枝の股

    を表す漢字になるのでしょうか?

    枝の股を表すポイントは、の部分にありました。

    「亞」が「凹(へこ)み」を表す

    このという字は、

    押し潰されて凹(へこ)んだ

    状態を文字にしたものです。

    を象形文字で見てみましょう。

    この象形文字は、建築物の基礎部分が、

    建物の重み

    で凹んだ様子を、上から見た図なんですよ。

    ちなみに、上記の象形文字からへ、そして

    という漢字に変化していきました。

    「亞」から「凹み」に!そして「股」へ

    が表す凹み

    この凹みという字をよく見ると・・・。

    二股に割れている形です。

    からYが連想できます。

    そこで、もう一度という文字を見てみると・・・。

    股だらけ、という感じがします。

    そんながセットになり、

    枝の股

    という意味をもつ漢字になったのです。

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