「世界五大健康食品って?」
世界五大健康食品。
これは、アメリカの健康雑誌が2006年に紹介したものです。
この世界五大健康食品には、ヨーロッパからは2品目が選出。
スペインのオリーブオイルとギリシャの濃厚なヨーグルトです。
そして、アジアからはなんと、3品目も選ばれています。
韓国のキムチ、インドのカレーに入れる豆、そして日本の大豆製品です。
ここでは、それぞれの健康食品の文化や健康効果を解説していこうと思います。
それでは、さっそく見ていきましょう。
まずはアジア枠。
韓国の食品、キムチからのスタートです。
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世界五大健康食品!韓国の「キムチ」
「世界五大健康食品にキムチが?」
キムチは現在、日本のスーパーでも簡単に手に入れることができます。
このキムチ。
原型は野菜の塩漬けでした。
韓国のキムチ
キムチの原型野菜の塩漬けは寒い時期のための保存食でした。
そんな朝鮮半島に、日本から唐辛子が伝わったのが16世紀頃。
しかし、伝来の当初は唐辛子が使われる事が無かったようです。
それから300年の時を経て、19世紀になると野菜の塩漬けに唐辛子が投入されました。
その辛い漬物を指して、キムチという名称が与えられました。
キムチの健康効果
キムチの健康効果をざっと見てみましょう。
- コレステロール値の低下
- キムチに含まれる乳酸菌の整腸作用
- 脳をスッキリさせて精神安定
- 高血圧の低下
- スタミナアップ
- 腎臓や肝臓を元気にする
というように、たくさんあります。
世界五大健康食品!インドの「レンズ豆」
「レンズって?」
世界五大健康食品。
次は、インドのレンズ豆です。
インドカレーに「レンズ豆」
レンズ豆という名称は、平べったいレンズの様な形をしている、という事が語源となっています。
平べったい形なので、日本ではひら豆と呼ばれています。
インドカレーの具になる豆
レンズ豆は、インドではカレーによく使われています。
レンズ豆がメインの具材となったスープ的なカレー。
日本で味噌汁が果たす役割にも似た、家庭料理の定番です。
「レンズ豆」の健康効果
レンズ豆には鉄分が多く含まれています。
そのため、貧血の予防に効果大。
レンズ豆の健康効果は他にも
- 免疫力のアップ
- 豊富な食物繊維による老廃物の除去
- むくみ予防
- 高血圧の改善
が挙げられます。
また、豊富に含まれたビタミンB群による疲労回復効果も見逃せません。
世界五大健康食品!日本の「大豆製品」
「やっぱり、日本の大豆でしょう!」
日本の大豆製品も、世界五大健康食品に名を連ねています。
和食が世界的に認知されていますからね。
日本の「大豆製品」
日本の大豆製品は、味噌や醤油、納豆が代表的です。
晩酌のお供、枝豆は大豆を早めに収穫したもの。
きなこは大豆を炒ってから細くしています。
また、もやしは大豆が発芽したものです。
「豆腐製品」いろいろ
大豆製品として、忘れてはいけないのが豆腐です。
豆腐から作る油揚げや厚揚げも美味しいですね。
また、豆腐になる前の豆乳。
豆乳を絞った時にできるおからも大豆製品です。
大豆の「健康効果」
世界の長寿国である国、日本。
私たちの祖先は昔から大豆の健康効果を享受してきました。
大豆には、良質なたんぱく質が豊富に含まれていて、さらに、
- 肥満の帽子
- 骨粗鬆症の予防
- 体を若く保つ抗酸化作用
- 整腸作用のあるビフィズス菌
- 癌の予防
といった効果もある、という事が分かっています。
世界五大健康食品!スペインの「オリーブ油」
世界五大健康食品には、スペインのオリーブオイルも名を連ねています。
スペインでオリーブオイルが作られたのは、紀元前まで遡ります。
歴史が古いんですね。
スペインの「オリーブオイル」
スペインは、オリーブオイルの生産が世界ナンバー1。
なんと、世界のオリーブオイル生産の約4割!
そんなスペインでは、トーストにオリーブオイルつけて食べるのが定番です。
アンダルシア地方
南部のアンダルシア地方は、スペインの中でも一番のオリーブオイル生産地。
丘陵地帯の視界いっぱいに、オリーブ畑が広がります。
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オリーブオイルの「健康効果」
一般的に、オリーブオイルは身体に良いとされています。
その効果は多様で、
- アンチエイジング
- 肥満の防止
- 肌に潤いをもたらす
- 胃腸の調子を整える
などなど数多くあります。
世界五大健康食品!ギリシャの「濃厚ヨーグルト」
世界五大健康食品、最後はギリシャの濃厚ヨーグルトです。
このヨーグルトの健康効果はズバリ!
高タンパクで低カロリーである、ということです。
さらに、脂肪部分も無い健康食品なのです。
ギリシャの「濃厚ヨーグルト」
ギリシャのヨーグルトは、
- 水切りヨーグルト
- ヨーグルトチーズ
とも呼ばれる、固めのヨーグルトです。
固さはチーズとヨーグルトの間くらい。
クリーミーな舌触りの中に、栄養が濃縮されています。
ギリシャのヨーグルトの歴史
ギリシャのヨーグルトの歴史も古く、やはり発祥は紀元前。
遊牧民が保存食としてヤギのミルクから作っていました。
ガーゼでろ過して固めのヨーグルトにしていました。
「濃厚ヨーグルト」の食べ方
肉の代わりを務めることをできる、高タンパク質なギリシャのヨーグルト。
ギリシャでは、この健康的なヨーグルトを料理に活用しています。
クリーミーな舌触りを活かし、料理の上にソースとしてかけるのです。
このギリシャヨーグルトの文化はヨーロッパに広がっていきました。
アメリカや日本にも!
さらに、健康志向の強いアメリカにも上陸。
サワークリームの代わりとして使われることも。
日本でも、注目度の高い食べ物となっています。