「朝晩が涼しくなってきたな・・・。」
日本の四季のなかで、秋の天気の特徴を見ていきます。
秋は9月から11月。
植物は紅葉の時期を迎え、葉っぱを落として冬に備えます。
赤とんぼが飛び、コオロギの鳴く声が風流ですね。
それでは早速、
- 秋の天気の特徴
- 秋の天気と行事
という順でお話しします。
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秋の天気の特徴
秋の天気の特徴です。
日本の秋と切り離せないものは、台風です。
秋の天気!「秋晴れ」と「台風」
日本の秋の天気。
秋は過ごしやすい天気が多い、という特徴がある反面、台風の季節でもあります。
秋晴れの日は過ごしやすい晴天となり、穏やかな陽気に包まれます。
行楽日和ですね。
秋晴れは五月晴れと同じで、日本列島は大陸からやって来る移動性高気圧に覆われています。
「台風一過」の秋晴れ
秋のはじめに多くやってくるという特徴を持つ台風。
この台風は、赤道の北で発生します。
発生した台風は、太平洋の高気圧の周囲に沿って北上してくるのです。
夏は日本を覆っていた太平洋側の高気圧。
この高気圧は秋になると、勢力を弱めて日本の沿岸の南方まで後退ます。
高気圧の周囲を進む台風。
秋の台風の通り道は、高気圧が後退したことで、日本列島の真上になるのです。
この台風が去った後には、爽やかに晴れ渡ります。
秋晴れの天気ですね。
先述の、大陸からの乾いた移動性高気圧が日本にやってくるからなんですよ。
秋の天気と紅葉
「紅葉がきれいだなぁ。」
秋が深まると、紅葉の季節に。
秋の天気と紅葉の関係は、気温です。
最低気温が8度よりも低くなると、紅葉が始まるのです。
10月の下旬から、紅葉前線が北海道からスタート!
南に下る紅葉前線。
11月の末頃には和歌山や九州の南部まで到達します。
食欲の秋!
紅葉を目で楽しむと同時に、味覚を楽しむのも秋の醍醐味。
秋の過ごしやすい天気で夏バテから回復したら、食欲の秋なのです。
秋は脂の乗ったサンマがお店に並びます。
食欲をそそりますね。
また、秋はブドウや梨に代表される果物が採れます。
9月から11月、秋は芋掘りの季節でもあります。
我が家は栗拾いに出かけました。
栗ご飯にして食べました。
とっても美味しかったです。
秋の天気と行事
秋の天気の移り変わりを、秋の行事と一緒に見ていきましょう。
知的な読書の日に対して、体を使う体育の日。
そして、お年寄りを敬う敬老の日があれば、子供の七五三も秋の行事です。
それでは、二十四節気(にじゅうしせっき)という季節の言葉で区切ってお話しします。
秋の天気と行事!9月
秋の天気の特徴、9月からスタートです。
二十四節気では、白露(はくろ)から始まります。
9月7日頃 白露(はくろ)
9月に入っても残暑が厳しく、30度を超える日があります。
そんななかでも、秋の気配が・・・。
9月7日頃は、二十四節気の白露という日です。
草花についた露が白く見えるので、白露と呼ばれます。
朝や夜の冷え込みが始まるのです。
9月の第3月曜日は、お年寄りを敬う敬老の日です。
9月23日頃 秋分
夜の長さが昼の長さに追いつきます。
この日以降、夜の方が長くなっていきます。
9月と10月は、お月見の季節ですね。
お月様に、お団子や里芋、ススキをお供えします。
秋の天気と行事!10月
秋の天気と行事、10月です。
スポーツの秋!
10月の第2月曜日は体育の日です。
10月8日 寒露(かんろ)
秋の作物を収穫する頃です。
植物や建物に、寒さで露が付くようになります。
日中も、「寒いなぁ」と感じるように。
10月23日頃 霜降(そうこう)
半月前は露でしたが、北国では霜が降りるように。
稲刈りも終わり、冬の足音が近づいてきたのです。
読書の秋。
10月27日~11月9日の2週間は、読書週間です。
秋の天気と行事!11月
晩秋11月の天気です。
朝晩の風に、冬の気配を感じます。
11月7日頃 立冬(りっとう)
暦上の冬がスタート!
木枯らしが吹き始めます。
11月15日は七五三。
男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳が神社へお参りに。
11月22日頃 小雪(しょうせつ)
枯れ葉は落ち、雪がちらつく地域も出始めます。
冬がすぐそこに。