「天気とは何か?」
「天気を作り出し、変化させているものは?」
そんな事についてお話していこうと思います。
天気を作り出しているもの、それは・・・。
水です。
この記事では、その水を切り口として「天気とは何なのか」ということを解説します。
それでは、
- 天気とは何か?
- 天気とは「水蒸気」が作るもの!
- 天気を作る「水」と太陽
という順で、見ていきましょう。
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天気とは何か?
「天気とは何か?」
天気とは、水が作り出す大気の変化のことです。
大気は、水が作り出す
雲や風
によって刻々と変化していきます。
それが天気なのです。
天気とは?「雲」との関係
私達が見上げる空には、雲がありますね。
そして、雲は風で動きます。
天気とは、この雲が変化する様子のことなのです。
そして雲によって、天気はどんどん変化していきます。
雲の量で変わる天気
例えば曇りの天気になる時は、雲が薄い時。
薄い雲が、太陽の光を少し弱くするんですね。
この雲が厚くなると、太陽の光はさらに遮られて暗くなります。
天気としては、雨や雪が降ったりするんですね。
雲が凍ってる!?
雲は、地表の空気が暖かくなって軽くなり、空高く登ってできたもの。
地表では水蒸気だった水分が、上空で温度が下がって水に変わるのです。
この水、上の方に行くと氷の粒になっているんですよ!
あの白い雲は、冷え冷えだったのです。
天気を作る「風」と「気圧」
今度は、天気を作る風、そして気圧についてです。
温められて軽くなり、上空まで登っていく空気。
空気が登っていった場所には、周りの空気が代わりに入ってきます。
この空気の流れが風なんです。
低気圧と高気圧
空気が温められて上空まで上がって行く場所は、低気圧と呼ばれます。
ご存知の通り、低気圧の場所には雲ができて雨がザーザー降ることに。
空気が上がっていく場所があれば、その逆もあります。
上空から地表に向かって空気が降りてくる場所です。
それが高気圧です。
天気とは「水蒸気」が作るもの!
「天気とは何か?」
天気とは水蒸気が作るもの、とも言えす。
天気を左右する雲の素が、水蒸気ですからね。
天気とは「水蒸気の量」で決まるもの
私たちが暮らしている地表の大気の中には、最大で5%もの水蒸気が含まれています。
この水蒸気の量が少なければ晴れ。
水が、私たちの目には見えない水蒸気の姿をしている状態ですね。
水分が少し増えてくると曇り。
そして、この水分が空から降ってくると、雨とか雪と呼ばれる天気になるのです。
気温と水蒸気
気温が低い場所では、空気中の水蒸気量は少なくなります。
空気は、低い温度では水蒸気を少ししか保有できません。
例えば、空気の1平方メートルあたりに保有できる水蒸気の量です。
20度の時は17グラムあるのですが、気温が0度に落ちるとたったの5グラム。
20度の差で、3倍以上の差が起きたわけです。
そのため、本当に寒い場所では雨がほとんど降らないのです。
水蒸気ができる場所
世界の中で、水が蒸発していく量がとっても多い代表的な場所が5つ程あります。
それは、全て海の上。
当然ですね。
陸上に比べ、水がたくさんある海は水蒸気ができやすいのです。
そして、水蒸気は暖かい場所でたくさん作られます。
水蒸気ができる場所
水蒸気が沢山できるのは、
- メキシコ湾流を作る場所
- ハワイの真南辺りの赤道直下
- ニュージーランドの北方の海
- オーストラリアとアフリカ大陸の間
という場所があります。
そして、もう一ヶ所。
それは、私たちの住む日本の近海なんですよ。
黒潮がつくる湿気
日本の太平洋側には暖流の黒潮が流れています。
この黒潮の上も、世界有数の蒸発量が多い場所なんです。
黒潮で暖められた空気は、 海の水を含んで蒸発し、世界でも有数の湿気の多い場所を作り出しているんです。
天気を作る「水」と太陽
天気と太陽エネルギーのお話です。
太陽のエネルギーは、地球上の水の姿を変化させます。
その変化の様子が天気。
天気とは、
太陽の熱エネルギーが作り出すもの
でもあるのです。
地球では、太陽が水を液体から気体、そして固体へと様々な姿に変化させるのです。
地球の天気と「水」
水が色々と姿を変えて、天気を作り出している地球。
太陽の熱で暖められた水は水蒸気となり、空気と一緒に上昇して天気を作り出しています。
ところが、地球の両隣にある金生や火星では、この様にはいきません。
金星の「水」
地球よりも太陽に近い金星は灼熱の大気。
金星の表面温度は450度。
水は気体(水蒸気)のまま。
液体(水)にも固体(氷)もなりません。
火星の「水」
地球よりも太陽から遠い火星。
火星はマイナス温度の世界です。
そのため火星では、水は固体の氷として存在します。