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気圧とは何か!それは一体どんなもの?

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「気圧って、何?」

気圧という、聞きなれた言葉。

ここでは、この気圧とは何か、高気圧低気圧などについてお話します。

それでは早速、

  • 「気圧」とは何か
  • 1気圧ってどれくらい?
  • 高気圧があると、どうなるの?
  • 低気圧が起こす現象は?

といった内容を解説していきます。

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「気圧」とは何か

気圧とは何か。

気圧とは、私たちが空気から押される力(圧力)のことです。

「・・・空気が押すって?」

もう少し詳しく見てみましょう。

「気圧」とは何?それは「空気の圧力」

気圧という言葉は、大気圧と同じ意味で使われます。

大気とは地球を覆う空気のこと。

この空気には、重さがあります。

空気の重さは、1リットルで約1.3g。

「空気の圧力」が「気圧」

私たちのはるか頭上にまで及ぶ空気の塊。

この空気の重みが、私たちに圧力を加えています。

その空気の圧力こそが大気圧であり、気圧と呼ばれているのです。

気圧が低くなる場所

海抜ゼロメートルの場所にいれば、気圧はしっかりとかかります。

この気圧は、上空に行けば行くほど低くなります

頭上に乗っている空気の層が薄くなるからです。

高所の気圧

海抜ゼロメートルの場所の気圧よりも、富士山の山頂の気圧はずっと低くなります。

さらに高い山エベレストの上に行けば、気圧はさらに低くなるのです。

袋がパンパン!

山の上に持っていったお菓子の袋はパンパンに膨らんでしまいます。

これは、気圧が低い高所では、袋にかかる力が弱まるからです。

1気圧ってどれくらい?

「1気圧って?」

1気圧約1kgです。

地表にかかる気圧がだいたい1気圧。

3,776mの富士山の山頂だと3割減って約0.7気圧。

標高8,848mのエベレストになると、7割減で約0.3気圧になります。

「高気圧」とは何か

高気圧とは何か。

高気圧とは、周りよりも気圧が高い状態のことを言います。

高気圧ができる場所は、上空からの下降気流が発生しているところです。

高気圧が起こす現象

「高気圧があると、どうなるの?」

高気圧があると、その区域では空気が上から下に降りていきます。

上から押され、圧迫された空気。

すると、その空気の下にある地表にも高い気圧がかかることになるのです。

高気圧から「吹き出す」風

高気圧によって下に押された空気が、地表付近にやって来ると・・。

この空気は周りに向かって拡散します。

つまり、高気圧は周りに向かって風を吹き出しているのです。

また、高気圧に覆われた場所は晴れることが多くなります。

日本の周りの「高気圧」

日本の周りには、大きく分けて4つの高気圧が発生します。

シベリア高気圧

まず、日本の北西にはシベリア高気圧が発生。

このシベリア高気圧は、冷たく乾いた高気圧です。

大陸の寒い場所にできる高気圧だからです。

シベリア高気圧はに勢力を強め、日本に強い風を送り込んできます。

オホーツク海高気圧

そして、日本の北東にはオホーツク海高気圧が。

これは、北の海にできる高気圧ですので・・・。

冷たく湿った高気圧となります。

この高気圧は梅雨の時に強くなり、梅雨前線を作ります。

太平洋高気圧

そして、日本の南東には太平洋高気圧があります。

温かい海の上にできる高気圧のですので暖かく湿った高気圧です。

揚子江高気圧

最後に、日本の南西には揚子江高気圧が形成されます。

この高気圧は、大陸南部で発生するため、暖かく乾燥した空気を持ちます。

この揚子江高気圧。

西から東に吹いている偏西風の影響を受け、日本の方に移動してきます。

そのため、移動性高気圧とも言い表されています。

「低気圧」とは何か

「低気圧って、何?」

低気圧とは、周りよりも気圧が低くなっている部分です。

低気圧ができるのは、高気圧とは逆に上昇気流が発生している場所です。

低気圧が起こす現象

「低気圧が起こす現象は?」

低気圧の場所で発生している、上昇気流

太陽の熱で温められた空気は軽くなり、地表から上空へと浮かんでいきます。

すると、空気が上に向かっていく場所の地表が受ける圧力(気圧)は低くなります。

それが、低気圧なのです。

低気圧が作る「雲」

この上昇気流に含まれる水蒸気は高度が上がるほど冷えていきます。

そして、上空で液体(水)になるのです。

この小さな水の粒が雲を作ります。

こうして作られた雲はとなり、地表へと戻ってくるのです。

低気圧が起こす「風」

低気圧は上昇気流で空気を上昇させるため、周辺の空気は、その低気圧に引き寄せられます。

そのため、風は低気圧のある方向に向かって吹くことになります。

「高気圧」が「低気圧」を作る!?

「えぇっっ!」

「高気圧が低気圧を作るの!?」

暖かい高気圧冷たい高気圧の境目は前線と呼ばれます。

日本周辺の例では(暖かい)太平洋高気圧と(冷たい)オホーツク海高気圧が作る梅雨前線です。

「前線」が作る「上昇気流」

この前線では、暖かい高気圧の空気冷たい高気圧の空気上に登っていきます

上昇気流が生まれるのです。

「暖かい空気」は軽い

暖かい空気は軽く、冷たい空気は重くなっています。

この両者がぶつかると、暖かい空気(軽い)は上空に登っていきます

この上昇気流が発生すると、そこに低気圧が誕生

前線にできた低気圧は雲を作り、雨などが地上に降り注ぐのです。

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