赤ちゃんをおんぶしましょう。
赤ちゃんにとっておんぶは、実は良いことがいっぱいなんです。
をご紹介します。
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赤ちゃんのおんぶはいつからが良い?
おんぶを始める時期はいつから良いのかは、
赤ちゃんの首がしっかりとすわってから
になります。
赤ちゃんの首がすわり始めるのは、だいたい生後3カ月頃です。
抱っこ紐も、新生児用以外は、首がすわってからになっています。
おんぶの場合は、抱っこよりもしっかりと首がすわってからにしましょう。
抱っこでは、赤ちゃんと向き合うことで監視できるので、万が一のことがあっても迅速に対応できます。
おんぶの場合、赤ちゃんが背後にいるため、常に監視をすることができないのです。
万が一のことがあっても気が付かない場合があり、危険です。
首がすわった状態とは、3カ月後半~5カ月の赤ちゃんで
- 腹ばい状態にすると自ら頭を持ち上げることができる
- 仰向けにゴロンとさせ両手をひいて起こすと首がしっかりついてくる
- 縦抱っこして少し体を傾けても首を真っ直ぐに保っていられる
というようなことが、しっかりできることです。
赤ちゃんの成長は、一人ひとり違うため、いつからとはっきり答えが出るものではありません。
上記の3つが、しっかりとできるようになってから、おんぶをしましょう。
不安があるうちは、無理におんぶはしない方が良いです。
お母さんが「大丈夫」と思えてから始めましょう。
おんぶをする時は、家の所々に鏡を置き、常に赤ちゃんの状態をチェックしましょう。
話しかけることも、いつもより多めに行います。
外出でのおんぶは、赤ちゃんが確実にしっかりしてからがおすすめです。
外でも話しかけと、鏡やショーウインドウなどに映った赤ちゃんをチェックすることを忘れずに!
おんぶの良い効果
おんぶには、赤ちゃんに良いことがいっぱいです。
良い効果は、大きく分けて3つあります。
疑似体験ができる
赤ちゃんは泣いていても、おんぶをすると泣き止むことが多いのです。
どうしてでしょう?
それは、色々な体験ができワクワクするから。
おんぶをすることで、赤ちゃんの顔の高さが、大人の顔の高さに近づきます。
おんぶしている人が行うことを、赤ちゃんが疑似体験できるのです。
料理を作れば、赤ちゃんも一緒に作ります。
外出先での挨拶も、買い物も、お掃除だって、全部一緒にやっちゃいます。
この自分ではない人がやっていることを、赤ちゃん自身が行っているかのように感じることをミラーニューロンと言います。
ミラーニューロンによって、赤ちゃんは対応能力が優れていきます。
視野が広がる
人間は、外部から受ける情報の80%は視覚から得ているのです。
赤ちゃんをおんぶすることにより、高い位置から様々なものを見て、情報を得られます。
脳に良い刺激が与えられるのです。
運動能力の向上
赤ちゃんとおんぶをしている人は、密着はしていますが、おんぶ紐で視界を妨げることは、ほぼありません。
なので、好奇心旺盛な赤ちゃんは、見たいものがあると、自分の腕の力を使い、おんぶしている人をガシッと掴み視界を広げたりするのです。
そういった行動により、運動能力も養われていきます。
おんぶ紐の選び方
おんぶ紐の選び方をご紹介します。
ぜひ日本の昔ながらのおんぶ紐を使いましょう。
おんぶする人自身が調整して縛るため、密着度や安定感も抜群です。
そして、赤ちゃんの視界の広さも重要になります。
今時の抱っこ紐(抱っこ兼おんぶ紐)でおんぶをするよりも、専用のおんぶ紐の方が、赤ちゃんの視界が広いのです。
ただ、胸元で紐がクロスするって、少し恥ずかしいですよね。
昔ながらの抱っこ紐にも、クロスしないタイプもあるのですが、使った人の感想は、やはり胸元が気になるそうです。
それなら、安定力抜群のクロスタイプが、おすすめです。
外出時などは、胸元を隠すことができる、お洒落なママワンピースもあります。
これで、バッテンの胸元も恥ずかしくないですね。
そして、赤ちゃんにとって大切なのが、足の角度です。
赤ちゃんは、足の形がM字になっています。
おんぶ紐のなかには、足を穴に通すタイプもあるのですが、まだ歩くことができない赤ちゃんが足を通すと、不自然で無理な体勢になり、股関節脱臼になるおそれがあるのです。
もし購入されたおんぶ紐に、足を通す穴が開いていたら、その穴は無視して、赤ちゃんの股関節を広げて使いましょう。