「暖かくなってきたなぁ。」
「春の天気の特徴って、どんな感じ?」
3月から5月頃までの春。
春は気温が上がり、生き物たちが動き出す時期です。
冬眠していた動物たちは活動始め、植物の芽も顔を出してきます。
そんな春の天気の特徴を、見ていきましょう。
まず、春の天気の概要を。
続いて、春の天気を月ごとにお話します。
- 春の天気の特徴
- 春の天気!特徴を月別で
という順になります。
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春の天気の特徴
春の天気の特徴を見ていきます。
ぽかぽかとした日差しが、やさしい季節です。
春の天気!日本の特徴は?
日本の春の天気の特徴には、
揚子江の気団
が関係していました。
冬に日本を支配していたシベリアからの気団。
四季が春に移ると、そのシベリアの気団の勢力が弱まります。
その頃、日本の南西にある中国の揚子江では・・・。
「暖かい高気圧」が出来上がります。
揚子江からの気団が日本にやってくると、暖かい春の晴天に。
春の天気は変わりやすい!
この高気圧は移動性高気圧と言われ、西から東へ流れていきます。
高気圧が去った後に、低気圧がやってくると・・・。
天気は崩れ、冷たい風と共に雨が降るのです。
この様に、春は高気圧と低気圧が交互にやってきます。
天気は変わりやすく、三寒四温と表現されます。
春の黄砂
春には、中国大陸から砂漠の砂が日本まで降ってきます。
黄砂です。
私のような花粉症と同じように、アレルギーが心配な季節でもありますね。
春の天気!特徴を月別で
日本の春の天気を、3月から5月の月ごとに特徴を解説します。
ここに、1年を24分割したカレンダー
二十四節季(にじゅうしせっき)
を加えて、四季の変化を見ていきましょう。
春の天気!3月の特徴
卒業式が行われる3月。
春の到来は、旅立ちの季節の訪れでもあります。
3月5日頃 啓蟄(けいちつ)
二十四節季では、3月5日頃を啓蟄と呼びます。
土の中で冬眠していた虫が野山に出てきます。
ウグイスも鳴き始めます。
この頃に、春を告げる風が吹きます。
それが春一番です。
この春一番が吹いた翌日は、寒さがもう一度やって来る(寒の戻り)ことが多いんですよ。
啓蟄の少し前、3月3日はひな祭りですね。
3月20日頃 春分
春分の日は、昼と夜の長さが同じになります。
ここから先、昼の方が長い日々が始まるのです。
上野公園のお花見は、この頃から始まります。
春の天気!4月の特徴
ドキドキの4月!
期待と不安のなか、いよいよ新しい年度が始まります。
ぽかぽかとした春のお天気が、私たちを応援してくれているようです。
4月5日頃 清明(せいめい)
爽やかで清々しく、キラキラと明るい時期です。
野山では動物たちが元気に動き回り、私たちの世界では入学式や入社式が。
「春かすみ」と「森のかすみ」
この頃になると気温が上昇して、地表で水蒸気ができやすくなります。
そのため、霧ができることが多くなって春かすみと呼ばれます。
森のには多くのかすみができます。
どうしてでしょうか?
それは、植物が元気に活動して水蒸気を周りにたくさん放出するからなんですよ。
4月20日頃 穀雨(こくう)
雨が降り、穀物を作る植物の成長を促します。
山菜の時期、真っ只中ですね。
タラの芽の天ぷら、堪りません。
春の天気!5月の特徴
春も5月をむかえ、鯉のぼりが風に揺れています。
個人的には、5月に旬を迎えるアメリカンチェリーがお店に並ぶのが楽しみです。
5月5日頃 立夏(りっか)
暦の上の夏がスタート!
ゴールデンウィークですね。
5月5日はこどもの日。
5月になると、過ごしやすい季節となり、五月晴れと呼ばれる晴れの日が多くなります。
「ぽかぽかの5月」と「春の嵐の5月」
5月には移動性の高気圧が日本をスッポリと覆い尽くすことが多いのです。
ポカポカとした陽気は、眠りを誘いますね。
その反面、5月には春の嵐メイストームがやってきます。
このメイストームは爆弾低気圧とも呼ばれます。
南の暖かい大気と北の冷たい大気との温度差がとても大きいときに発生するんですよ。
5月21日頃 小満(しょうまん)
母の日が終わる頃、植物たちは葉を青々と元気に茂らせます。
そして、麦畑は金色の輝きに。
5月から6月は、田植えの時期でもあります。
鰹の旬!
高知県の初鰹もこの頃が旬です。
鰹のたたき丼、高知で食べたら絶品でした!
この丼に入っていた薬味はミョウガ。
高知県が生産量の8割以上を誇るんですよ。