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センザンコウとは!アルマジロとの違いは?

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「あっっ!丸まったよ!」

センザンコウとは、体が硬いウロコで覆われていて、お腹や顔以外が全部ウロコで覆われている動物です。

このウロコは、センザンコウの敵がやってきた時に役立ちます。

センザンコウは体を丸め、硬いウロコで身を固めて防御体勢に入るのです。

わらかい腹の部分は完全に隠してしまいます。

「・・・他にもいたなぁ。」

このように身を守るのは、センザンコウだけではありません。

よく知られているのがアルマジロです。

アルマジロのほうが有名かもしれませんね。

ここでは、そんなアルマジロセンザンコウ違いについて見ていこうと思います。

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センザンコウとアルマジロの違い

「違いって?」

同じようにウロコで身を守るセンザンコウアルマジロ

さらに、センザンコウとアルマジロはメインの食料が共通しています。

彼らは共に歯が退化し、シロアリやアリを主食としています。

長い舌で巣穴の中のアリをなめ取って消化してしまうのです。

そんなセンザンコウとアルマジロの違いは・・・。

ウロコの違い

センザンコウとアルマジロの違いの1つ目は、体を守るための(ウロコ)の違いです。

センザンコウのウロコ

まず、センザンコウの体を守るのは屋根瓦のようなウロコ。

体の表面で、少しずつ重なっています。

このウロコは体毛が固くなってできています。

一本一本のが「ギュー」っと密集することで硬くなってきたのです。

アルマジロのウロコ

対して、アルマジロの体を包んでいるウロコは、亀の甲羅(こうら)のようです。

センザンコウのようには重なっていません。

このアルマジロのウロコは、でできているのが大きな違いです。

丸まらないアルマジロ

センザンコウとアルマジロの違い、2つ目です。

センザンコウは、体を丸めて身を守ります

ところが、アルマジロは基本的には地面に伏せて体を守るのです。

ミツオビアルマジロだけ!

体をボールのように丸めるイメージのあるアルマジロ。

実は、アルマジロの種類の中でもミツオビアルマジロだけが体を丸くして身を守るのです。

ミツオビアルマジロの「攻撃」

ミツオビアルマジロは、一度丸くなった後に、その防御体制をパカっ!っと開閉することがあります。

「うわっ!挟まれた!」

そうやって、攻撃してくる相手を挟んでしまうんですね。

自分より強い敵に対しても、相手の攻撃意欲をなくす程度の反撃は出来るのです。

胃の中の「歯」!?

センザンコウとアルマジロの違い、3つ目を解説します。

それは、です。

センザンコウとアルマジロは、どちらも歯が退化した動物です。

まず、アルマジロの歯は退化して小さくなっています。

そして、センザンコウに至っては歯が全くありません

センザンコウの歯は「胃の中」に!

センザンコウは、胃の中に小石を飲み込みます

そうです。

センザンコウは、胃に飲み込んだ石に歯の役目をもたせ、消化をするのです。

そのためセンザンコウの胃は強い筋肉でできてます。

センザンコウとアルマジロは「祖先」が違う

似たような体のセンザンコウとアルマジロ。

彼らは、祖先が違いました

まず、センザンコウとアルマジロは全く違う地域に分布しています。

センザンコウは、アジアアフリカに分布。

そして、アルマジロは南米を中心とするアメリカ大陸に分布しているのです。

この、違う地域に分布という事実からも祖先の違いがイメージできます。

「貧歯目」のアルマジロ

アルマジロは貧歯目に分類されています。

歯が無いor歯が退化した哺乳類です。

しかし、センザンコウは貧歯目には分類されていません

この先祖の違う両者が、進化の過程でたまたま似てきたのです。

生息環境への適応の仕方がたまたま一緒だったのです。

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