「へ」と「え」の使い分けを、小さい子供でも、簡単にわかりやすくお話します。
我が家には、文字に興味がでてきた年長の息子がいます。
手紙を書いて渡してくれることが最近増えました。
その手紙を見ると
「お母さんえ」
と書いてあります。
「へ」と「え」の使い分けを、子供に教えるのって難しいですよね。
くっつき言葉「へ」と「え」の使い分けを、小さい子供がわかるように電車を使ってお話します。
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くっつき言葉「へ」と「え」の使い分け
まず初めに、くっつき言葉とは、言葉と言葉をくっつき言葉でつなげ、文章をわかりやすく相手に伝える働きがあります。
くっつき言葉は色々あります。
今回はその中でも、くっつき言葉になると文字が変わる「へ」と「え」の使い分けについてお話します。
使い分け 言葉の一部になるのは「え」
言葉のなかにある「え」は「え」と書きます。
例えば
えのぐ・いえ・ぬりえ
えらぶ・かえる
などは「え」と書きましょう。
いえとかえるを電車に乗せてみましょう。
となります。
「いえかえる」
・・・文章になっていないですよね。
何かが足りない・・・。
そう!くっつき言葉がありません。
いえとかえるをくっつけるくっつき言葉が足りないのです。
使い分け 言葉をくっつける「へ」
先程の電車は「いえ」と「かえる」が離れてしまっていました。
電車はまだ連結できていないので、出発できない状態です。
電車をつなぐ(言葉と言葉をつなげて文にする)ためには、くっつき言葉が必要です。
くっつき言葉で使う「え」は「へ」と書きましょう。
いえ「へ」かえる
言葉と言葉の間に、くっつき言葉の「へ」を使うことで、わかりやすい文になりましたね。
簡単!子供への教え方
子供への教え方は、簡単に!楽しく!が一番です。
単純に教えてあげましょう。
- 言葉のなかにある「え」は「え」
- 言葉と言葉をくっつける「え」は「へ」
この2つを教えてあげます。
できたら褒めてあげましょうね。
「え」がつく言葉探しゲーム
子供と一緒に「え」がつく言葉を探して書いてみましょう。
ゲーム感覚で楽しみながら見つけます。
「え」がつく言葉を探して書いているうちに、言葉の中の「え」を迷いなく「え」と書いていけるようになります。
言葉と言葉をくっつけるのは「へ」
電車のイラストを使って、言葉と言葉を「へ」でくっつけて、文を完成させましょう。
その子供に合った言葉を電車に書き、間に「へ」を置いてもらいましょう。
できれば、どちらかの言葉に「え」が入っていると、言葉とくっつき言葉の違いがわかりやすくなります。
子供が「へ」を置いて電車が完成したら、文章を読んでもらいましょう。
できたら褒めてあげてくださいね。
「へ」を置く時に、
「くっつき言葉で連結~!」などと言いながら楽しませてあげるのも、おすすめです。
だんだんと「へ」と「え」を理解してきた子供に、下のイラストを使って「へ」と「え」を入れてもらいましょう。
手紙に使われる「へ」
よく手紙など、相手の名前の後には「へ」と書きますよね。
○○さんへ
「へ」と書いて「え」と読みます。
くっつき言葉・・・でも「○○さんへ」の後に繋がる言葉がないのに、なぜ?
と思う子供もいると思います。
答えは
「○○さんへ」
文章
「△△より」
文章をはさんで、遠く離れていますが、「△△より」にくっつくためです。
ちょっと特別な使い方ですが、くっつき言葉になっています。
変身が楽しいくっつき言葉
くっつき言葉は、色々あります。
そのなかでも、文字が変わるくっつき言葉。
使い分けが覚えるまで大変ですが、子供は楽しみながら学ぶのが一番身につくと思いますので、変身できるスーパーくっつき言葉として、楽しく教えてあげましょう。