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センザンコウ!ウロコについてお話します

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センザンコウは自分の身を守るために、体にウロコを持っています。

センザンコウ1頭が、300枚ほど持つウロコ。

そのウロコが甲羅となり、敵からの攻撃を防御します。

ここでは、そんなセンザンコウのウロコとの関係について見ていこうと思います。

それでは早速、

  • センザンコウ!ウロコの役目は?
  • センザンコウのウロコと「子育て」
  • ウロコを持つセンザンコウは「爬虫類」?

という順でお話します。

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センザンコウ!ウロコの役目は?

「センザンコウのウロコって、・・・どんな役目なの?」

センザンコウにとって、ウロコの役目はどんなものかチェックしていきます。

ウロコの役目は大きく分けて4種類

その役目は、

  • 防御
  • 迷彩服
  • 武器
  • 子育て

です。

センザンコウはウロコで「防御」!

センザンコウのウロコの硬さは強烈です。

センザンコウが丸まってウロコで身を固めると、百獣の王のライオンでさえも諦めさせることが。

センザンコウの硬さは、中途半端ではありません。

「ウロコ」対「兵隊アリ」

このセンザンコウのウロコは、肉食獣から身を守るためだけではありません。

センザンコウのエサはアリシロアリがメインなのですが・・・。

センザンコウのウロコは、エサであるアリの兵隊アリからの攻撃を防ぐ役割も持っているのです。

「アリの刺激」が気持ちよい?

ウロコがアリの攻撃から守るのではなく、逆に楽しんでいるという見方もあります。

アリが自分のウロコの上を這うのを楽しんでいる、というのです。

なんでも、アリが出す分泌物の刺激が気持ち良いのだとか。

ウロコが「迷彩服」に!

センザンコウのウロコの外見は、松ぼっくり木の樹皮の様です。

そのため、センザンコウはウロコによって森に紛れ、敵の目に発見されにくいのです。

それはまるで、迷彩服。

この迷彩」、木の上だけにとどまらず、地面の上でも有効です。

ウロコが「武器」になるの?

「えっ!?ウロコが武器になるの?」

センザンコウのウロコは、敵に対する武器になります。

センザンコウのウロコは、端の方が鋭いナイフの様になっています。

そんなウロコがついた尻尾を振り回せば、十分な武器に。

ウロコが開く!

このナイフの様なウロコ。

それはセンザンコウが丸くなった時、松ぼっくりの様に開きます

そうやって立たせたウロコには、攻撃する側も歯が立ちません。

ナイフが立ち上がっている、センザンコウの体に噛みつくのは大変なのです。

次の章は、ウロコの4つ目の役目、子育てについてです。

センザンコウのウロコと「子育て」

センザンコウは、毎年1頭から2頭の子供を産みます。

この時の母親のウロコは、自分の体を守るだけではありません。

子供を守る役割もあったのです。

ウロコで「子育て」

センザンコウの子供は、普段は母親のしっぽのウロコにしがみついて暮らしています。

そこに敵が現れると・・・。

子供は母親のお腹の下に潜り込み、敵から身を隠します。

すると、センザンコウの母親は子供を抱いたまま「くるっ」っと身を丸めるのです。

自分のウロコを使って子供を守る母親。

愛情ですね。

子供のウロコは軟らかい

硬いウロコを誇るセンザンコウといえども、産まれたばかりの時期はまだ、ウロコが軟らかです。

子供のセンザンコウは、母親が守ってあげないと敵の絶好の標的なのです。

独立まで5ヶ月

センザンコウの子供は3ヶ月間、母乳で育ちます。

乳離れをすると、子供はアリを食べ始めます。

母親のセンザンコウは、巣を壊してアリを食べますが、子供はそのおこぼれをもらいます。

子供の「食事」

子供は、母親のウロコに登ってきたアリを食べます。

アリを食べるのに慣れたころ、子供は独り立ちします。

独立のタイミングは、生まれてから5ヶ月程度と言われています。

ウロコを持つセンザンコウは「爬虫類」?

「センザンコウって爬虫類?」

立派なウロコを持つセンザンコウ。

その姿はまるでトカゲやイグアナに代表される爬虫類のようです。

センザンコウはウロコを持つ「哺乳類」

センザンコウは爬虫類ではありません

センザンコウは私たちと同じ、哺乳類なのです。

センザンコウは有鱗目(ゆうりんもく)という種類に分類されています。

鱗を持つ生き物というネーミングです。

爬虫類にも哺乳類にも「有鱗目」

この有鱗目というカテゴリーは、爬虫類の中にも哺乳類の中にもあります。

センザンコウは、哺乳類の中の有鱗目に分類される生き物なのです。

センザンコウの「泳ぎ」と「ウロコ」

センザンコウは、泳ぎが得意です。

この時、ウロコが泳ぎの役に立っています。

ウロコはとっても軽く、水に入った時には浮き輪の役割をしているんですよ。

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