「5気圧防水の機能って、どれくらい?」
5気圧防水の機能とは、一体どれくらいの性能なのでしょうか。
- 雨に当たっても大丈夫?
- プールやお風呂に入っても大丈夫なの?
- 日常生活防水との違いは?
といった疑問の答えを、解説していきます。
また、他にも
- 5気圧防水機能の劣化
- 5気圧防水の時計を長持ちさせるには?
といった話題も見逃せません。
それでは早速、5気圧防水の機能について見ていきましょう。
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5気圧防水とは!機能はコチラ
「5気圧防水って、具体的にどんな機能?」
5気圧防水とは、どんな機能がついた腕時計なのか。
具体的に見てみましょう。
5気圧防水の機能
5気圧防水の機能は
- 通常の雨
- 水仕事
に耐える防水性能です。
水仕事というのは、園芸や洗車、料理を作ったりするレベルです。
ちなみに、腕時計の防水機能は
- 3気圧防水
- 5気圧防水
- 10気圧防水
と、数字が大きいほど強くなります。
5気圧防水は「日常生活強化防水」
3気圧防水だと、日常生活防水という防水性能。
そして、今回の5気圧防水になると日常生活強化防水と呼ばれ、少し性能がアップ。
「それじゃあ・・・。」
「日常生活防水って、どれくらいの性能なの?」
次に、日常生活防水と呼ばれる3気圧防水の性能を見てみましょう。
3気圧防水で「日常生活防水」
腕時計の日常生活防水の機能は
- 顔を洗う
- 弱い雨があたる
程度の性能です。
これが3気圧防水と呼ばれる日常生活防水の機能です。
3気圧防水の腕時計の防水機能は、
「ほんの少しなら、水に触れても良い」
という性能なのです。
次は、5気圧防水の性能が劣化する!というお話です。
5気圧防水の性能が劣化する!?
「えっ!」
「防水性能が、劣化するの!?」
新品の時計は、5気圧防水の機能がしっかりと働いています。
ところが・・・。
その性能は、時とともに劣化していくのです。
この劣化を引き起こすのはパッキンの部分です。
パッキンは、時計の裏蓋(うらぶた)などに付いています。
その役割は、時計の内部に水が入るのを防ぐこと。
そしてこのパッキンは、時間とともに機能が低下していきます。
パッキンはゴムのような素材でできています。
そのため、時間とともにだんだん硬くなっていってしまうんですね。
すると、水が入り込む隙間ができやすくなります。
このパッキンを交換する費用は、だいたい3,000円程度。
大事な時計であれば、長持ちさせる費用としてはあまり高くない印象です。
「WATER RESISTANT」とは
腕時計の裏蓋などに刻印されている文字があります。
その刻印が「WATER RESISTANT(WATER RESIST)」と記載されている場合は、日常生活防水の機能の時計ということを表しています。
3気圧防水ですね。
5bar(BAR)とは?
腕時計に、5bar(BAR)という文字が記載されていた場合。
それは、5気圧防水の機能の時計という意味です。
次の章は、5気圧防水の時計がプールや風呂でも大丈夫か、というお話です。
5気圧防水!「プール」や「風呂」は大丈夫?
「5気圧防水の時計って、プールや風呂はOK?」
5気圧防水の機能の腕時計で、プールやお風呂に入るのはNG。
水でじゃぶじゃぶすることに耐えられる性能ではないのです。
その性能は、先に解説したパッキンがポイントになっていました。
5気圧防水!「プール」はNGです
まず、5気圧防水の腕時計でプールに入ることは控えましょう。
その理由は、時計についたパッキンの劣化が一気に加速するからです。
時計を買ったばっかりの時にプールに入っても、
「全然問題なかったよ!」
と、勘違いしてしまいがちです。
ところが、プールの中に入って時計を水の中でグイグイ動かすと結構なダメージに。
時計の寿命を一気に短くしてしまうのです。
温水プールは特に気をつけましょう。
5気圧防水!「風呂」もNGです
5気圧防水の時計でお風呂に入るのもNGです。
お風呂には、時計を劣化させる要素が盛り沢山なのです。
水圧
お風呂に入ると、水道の水が時計に直接当たることが。
水道から出る水の圧力は、最大5気圧程度。
5気圧防水の時計に、繰り返し当てるのはとても危険です。
シャワーも同様です。
石鹸とシャンプー
5気圧防水の時計に、石鹸やシャンプーが付いてしまうと、パッキンの劣化を加速させてしまいます。
温度と湿度
お風呂の中は、温度や湿度が高くなっています。
そんな場所では、ゴムのようなパッキンはどんどん劣化してしまいます。
温泉とパッキン
温泉に入ってしまうと、普通のお風呂の環境に加えて、温泉の成分がさらに悪影響を与えてしまいます。
5気圧防水の時計!長持ちさせるには?
「5気圧防水の時計。長持ちさせたいな・・・。」
せっかくの時計です。
5気圧防水の機能を長持ちさせるポイントをチェックしてみましょう。
時計を長持ちさせるコツ
5気圧防水の時計を長持ちさせるため、
時計の中に水を入れない
という意識を持ちましょう。
時計に雨水や汗がついたら拭いてあげます。
この時、強く拭かない様にしましょう。
水がついた時計を強く拭くと、時計の中に水分を押し込む可能性があるからです。
ボタン操作
時計に水がついている時に、控えた方が良い事はまだあります。
それはまず、ボタン操作。
これも、ボタンを押すとボタンの周りの水を、時計の内部に押し込む可能性があるからです。
りゅうず(ネジ)
時計に水を押し込む危険は他にもあります。
それは、水がついた時計のりゅうず(ネジ)を動かすことです。
このりゅうずは、普段(時計が乾いている時)から、時計の内部にしまう癖をつけましょう。
りゅうずがしまわれていないと、時計内部への入り口が口を開けている状態です。
時計に水が入った時
時計の中に水が入ってしまった場合は、プロに任せましょう。
時計の文字盤が曇っていたらすぐに、時計屋さんへGO!
時計を分解して、水分を取ってくれます。
時計の中に水が入ったままだと、内部の精密機械が、錆びて(さびて)しまうのです。
私は以前、時計屋さんに行くのが遅れたことがあります。
そのため、サビたねじ巻きの棒が「ポキッ!」と、折れてしまいました・・・。