宇宙

金星とはどんな星なのか!わかりやすく解説

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「あ!お星さま見つけたよっ!」

息子が自慢気に指差します。

夕方に、ひときわ大きな輝きを放つ金星です。

宵の明星と呼ばれていますね。

明るさランキングで太陽、月に次いで3位です。

キラキラと明るい金星

この金星とは、一体どんな星なのでしょうか?

  • 金星とはどんな星?地表編!
  • 金星とはどんな星?温度編!

という順でお話します。

まず前半は、ちょっと金星の表面まで行ってみましょう。

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金星とはどんな星?地表編!

金星とはどんな星なのか?

まず、金星に下り立ち、地表がどうなっているか見ていきます。

金星とは火山の星

金星とは、地表がほとんど火山で覆われている天体です。

この火山の数は1600以上!

太陽系の惑星の中で、一番の数なのです。

そして、金星の地表はその火山が流した溶岩によって作られました

金星の地表では、クレーターがあまり風化していません。

その理由は、3億年前から5億年前に、大規模な火山活動があったためです。

それまで出来ていたクレーターは、火山による溶岩で 一気に塗りつぶされたのです。

金星の歴史としては比較的最近と言えますね。

そのころ、地球では魚類が生まれ、植物から順に生物が陸地に上がってきていました。

♦地表の火山は活動中

金星地表の火山。

現在も活動が続いているのではないかと推測されています。

その理由として挙げられるのが、大気中の二酸化硫黄濃度が変化していることです。

この数値の変動は

「火山の噴火によって起こっている」

と考えられているのです。

♦金星の地表の構成

金星の地表の構成は、

  • 高地(2㎞以上の高さ) 13%
  • 平地 60%
  • 低地 27%

となっています。

低地は一番低いもの(ダイアナ谷)でも、平地より2㎞低さにとどまります。

高地については、マクスウェル山が一番の高さで11㎞程度の高さになります。

金星地表の火山!最高峰には雪が?

金星の地表にたくさんある火山。

それは、なだらかな山々です。

柔らかい(粘度が低い)溶岩が幾層にも重なり、傾斜の緩い山を作るのです。

地球では、これはハワイによく見られる火山です。

楯状(たてじょう)火山といって、日本ではほとんど見られない火山です。

♦最高峰マクスウェル山

この火山の中で、最も高いのがマクスウェル山です。

このマクスウェルは、高さが約11㎞です。

このマクスウエル山を眺めに行ってみると・・・。

「雪山?」

山肌が、まるで雪山のようにキラキラと輝いています

しかし、これは雪ではありません。

金属なのです。

じつは、金星の表面は灼熱の温度(最高で500℃!)なのです。

金星の温度については、後半の章で解説いたします。

地球のように水が蒸発して雪になるのではなく、金属も蒸発してしまいます。

それは霧となり、山肌に降り積もります。

雪のようなこの金属は、硫化した鉛硫化したビスマス(蒼鉛)などです。

♦火山と兄弟の「コロナ」

金星の表面には、コロナと呼ばれる円形の台地も多く存在します。

フライパンを裏返したような形をしたコロナ。

このコロナは、金星の内部からマグマが上昇し地表を熱しながら押し上げることによってできました。

金星の表面にできたニキビ、という感じでしょうか。

噴火していない火山という感じですので、コロナと火山は兄弟のようです。

マグマが地表に出てきたものが「溶岩」です。

金星のクレーター

金星の地表にもクレーターがあります。

しかし、その数は月や火星に比べ、そんなに多いものではありません。

約5億年前に起こった金星の大規模な火山活動。

それ以前にあった地表のクレーターは溶岩で塗りつぶされました。

現在の金星地表のクレーターは、その後の隕石によるものなのです。

金星の地表には、5億年以上前のクレーターは確認されていないんですよ。

最大のクレーターは270㎞くらいで、ミード・クレーターという名前が付いています。

♦小さいクレーターが少ない

じつは、金星には小さいクレーターは少ないのです。

それはなぜか?

金星には分厚い大気があるのです。

ほんの小さな隕石は、その大気をくぐり抜けることができません。

小さな隕石は、地表に届く前に燃え尽きて無くなってしまうのです。

次の章では、この分厚い大気金星の温度の関係について見ていきましょう。

金星とはどんな星?温度編!

金星とはどんな星なのか?

温度編です。

こんどは金星の外側、宇宙空間から金星を眺めてみましょう。

ところが。

「あれ?」

「地表が見えないよ!」

「ぜんぶ雲?」

ということになってしまいます。

じつはこの金星、外側からは地表を見ることが出来ません

金星には地表を完全に覆いかくす厚い雲があったのです。

金星の温度と二酸化炭素

金星は、表面の平均温度が470℃くらいの熱い天体です。

その理由は二酸化炭素にありました。

まず、金星の厚い雲は、よく光を反射します。

そのため、金星は周りから見るとキラキラ美しく輝いているのです。

太陽光の約80%をこの雲が反射させます

地表に届く太陽光は20%

この地表に届いた光は、まず金星の地表の岩石を熱します。

この岩石は赤外線放射起こし、熱を放出するのですが・・・。

熱は金星の地表から逃げていきません

金星の大気の96%を超える二酸化炭素が、熱を吸収してしまうのです。

二酸化炭素の温室効果です。

大気中の二酸化炭素の量が物凄いので、大気中に蓄積される熱も大変な量となるのです。

♦オーブンのような地表

二酸化炭素がおこす極端な温室効果。

温暖化というレベルではありません。

金星の表面付近を、まるで高音のオーブンのようにしてしまいます。

このため、金星の地表は冷えることがありません。

温度が500度にも迫ろうかという灼熱の世界を作り出すのです。

金星の地表にかぶさる屋根

金星の地表から上を見上げてみます。

すると、空には屋根がかかっているように見えます。

金星を覆う、この雲には全く切れ目がありません。

この雲に覆われた金星の地表は、オレンジ色に薄暗く、そして乾いた世界なのです。

雲は硫酸でできていて、地表の32キロから90キロの高さに広がっています。

♦低い層の雲

雲の一番低い層は、地球の雲と同じで色が濃くなっています

密度が高く、雨になる寸前の硫酸の粒のかたまりです。

とはいっても、この硫酸が雨となって地表に到達することはありません。

金星の地表の温度が高すぎて、硫酸はすぐに蒸発してしまうからです。

♦高い層の雲

反対に雲の上の部分。

硫酸の雲は、猛烈な風を受けて西へ西へと高速移動しています。

なんと、秒速100mの風速で高速移動する雲。

4日もあれば元の位置まで戻ってくるんですよ。

金星の大気の量

金星は温度が高いだけではありませんでした。

大気の量もすごいんです。

地球の大気と比べると・・・。

なんと、100倍の質量が!

金星の地表には、90気圧の大気圧がのしかかっているのです。

♦濃厚な大気

この濃厚な大気は、二酸化炭素が96.5%を占めています。

二酸化炭素でできた金星の空気は、とても濃度が濃く、まるで液体のような濃厚さです。

金星の重い二酸化炭素の空気は、地表の石をも動かしています。

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