自然

土と砂には違いがない!?それは一体どうして?

投稿日:2017年4月1日 更新日:

「土と砂って、どんな違いがあるのかな・・・?」

はなんとなく黒かったり、赤かったりして、はサラサラ。

それくらいの感じですね。

今回はその違いの答えを見ていきたいと思います。

・・・。

少し無理矢理かもしれませんが、土と砂には違いがないと、あえて言わせていただきます。

どういうことでしょうか!?

人間に例えると、

土は体全体

砂は骨

と言えます。

つまり、砂は土の一部であり、違いそのものが無いのです。

砂は人間の骨格であり、土は人間の体全体です。

そして、土の成分には、人間でいうとなるものがあります。

それを次に見ていきましょう。

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土と砂に違いは無い

土と砂に違いはありません

砂は土を構成する一部だからです。

土は土壌とも呼ばれていて、

砂+動植物の死がい

が長い時間をかけて熟成されて出来あがるものなのです。

これが先述の土(土壌)のとなる部分です。

という骨格に、このが混じり、が出来上がっているのです。

例えば森の木が一生を終えると、その場に倒れます。

倒れた木は微生物が分解し、土の養分に変わっていくのです。

土の厚さ

この土、厚さはどれくらいだと思いますか?

じつは、けっこう浅いのです。

土の厚さは、浅いところで30cm、一番分厚くても10m程度

地球の直径が1万2700kmくらいですので、ふくらました風船のゴムのような厚さです。

もっと薄いでしょうか?

この

私たちが暮らす地球上に現れるまでには、壮大なドラマがありました。

土や砂が出来るまでのドラマ

地球上には、肥沃な大地(土=土壌)が広がっています。

私たちが生きる陸地には、長い間土はありませんでした

46億年前にできた地球

41億年前に海ができ、39億年前に生命が誕生

長い月日が流れ・・・。

4億6000万年前になると魚が生まれましたが、陸地にはまだ土がなく岩や砂があるばかり。

そこに、植物が登場するのです!

動植物が土を作っていく

岩石や砂ばかりの大地。

しかし、水辺には藻(も)苔(こけ)が生えるよになりました。

そしてついに、4億4000万年前

シロフィトンというシダ植物の原始形が上陸を果たしました。

陸上に上がった植物は根を張り、養分を地上に持ち込んだのです。

枯れた植物は生物のエサになりました。

生物は昆虫や両生類に進化。

その生物たちの死がいも加わって、ができていったのです。

植物と動物はお互いを生きる養分としあって、どんどん増えていきました。

その結果、私たちの暮らす地球の表面には肥沃な土壌(土)ができていったのです。

砂はどうやってできているの?

土のでき方は分かりました。

今度は、土の骨格となる、砂のでき方を見てみましょう。

砂は、岩石が風化することで出来あがっていきます。

岩石は自然の力でもろくなり、風化していきます。

風や雨、海水のしぶきでも風化は進みます。

水が凍るときに膨張する圧力で岩が割れてしまうことも。

こうして岩石石ころになり、砂へと姿を変えていくのです。

火山灰も土になる!

火山灰が堆積すると、軟らかい土が出来あがっていきます。

たとえば関東ローム層。

西は富士山~北は赤城山あたりの、火山が噴火した火山灰が、関東平野地表に降り注ぎました。

この火山灰の上に植物が育ち生き物たちが暮らし、そして土に還って(かえって)いくのです。

火山から近い場所には粒子が大きい(荒い)土壌が作られます。

逆に、火山から遠い場所には粒子の小さい火山灰が運ばれ、きめの細かい土壌が形成されていくのです。

まとめ

岩石が細かく小さくなったもの

そして砂+動植物の死がいでできているのがです。

46億年の地球の歴史のなかで、土はこの4億年程度から存在している最近のものでした。

少し無理矢理な感じで

「土と砂に違いはない!」

とお話させていただきましたが、ご容赦いただければ幸いです。

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