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霞とは何か!それは一体どんなもの?

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「霞(かすみ)って、なに?」

(かすみ)という、よく耳にする言葉。

よく耳にする割には、ハッキリとした意味が分からない言葉でもあります。

ここでは、このという言葉の意味や、が起こりやすい時期などをお話します。

それでは早速、

  • 「霞」とは何か
  • 「キリ」と「モヤ)」の違い
  • 「春霞」とは

といった内容をサクサク解説していきます!

この記事では、(かすみ)の他にもキリ(霧)モヤ(靄)という、よく似た言葉が登場します。分かりにくいので、霞(かすみ)漢字で、キリモヤカタカナで表記させていただきます。

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「霞」とは何か

「それで、霞とは?」

霞(かすみ)とは何か。

霞とは、視界がぼやけて遠くのものが見えない状態を表す言葉です。

まさに、視界が霞(かす)んでいるのです。

視界を遮るものは、小さな水滴や埃(ほこり)など。

これらの小さな粒たちが、私たちの視界をくもりガラスの様に、ぼやけさせるのです。

霞の元々の意味は、朝焼け夕焼けを指すものでした。

それが現在では視界がぼやける状態を指す言葉に変化したのです。

「霞」とは何か!具体的には?

とは何か?

具体的には、視界が

  • キリ
  • モヤ
  • 砂ぼこり
  • 花粉

などでかすむことです。

霞の代表は「キリ」と「モヤ」

視界を邪魔をする物の代表は、水滴です。

キリモヤ小さな水滴の集まりですからね。

「ぼやけ」ていれば霞

それに加えて砂埃花粉がなどが原因で「視界がぼやけている」という状況も全てがと表現されるのです。

広範囲な「霞」

このように、という言葉の意味は広範囲です。

そのため、気象用語としてはあまり使われません。

「キリ」と「モヤ」の違い

「キリとモヤの違いは?」

霞に含まれるキリモヤ

このキリとモヤにはどんな違いがあるのでしょうか。

じつは、キリとモヤには明確な線引きがあります。

1km先が見える?見えない?

キリとモヤの違い。

それは、1キロ以上先が見えるか?見えないのか?という事です。

1キロ以上先が見えない場合はキリ

1キロ以上先が見える場合はモヤ

という名称になっているのです。

薄いキリモヤと呼ばれるんですね。

「陽炎」も「霞」

霞には、陽炎(かげろう)も含まれます。

陽炎とは、地面近くの空気が揺らめいている状態です。

例えば、暑い日のアスファルトの上は湯気のように揺らめいていますね。

それが陽炎です。

太陽の熱で熱くなったアスファルトの上の空気は暖められ、上に登っていきます。

その空気中を通る光は屈折して湯気のように見えるんですよ。

「春霞」とは

「霞って、春に多いの?」

霞という現象は、春によく起こります

春霞(はるがすみ)と呼ばれる現象です。

そのため、春霞は春の季語になっているんですよ。

「春霞」ができる理由は?

「どうして、春?」

春霞ができやすい理由を見てみましょう。

遠くのものがぼんやり見える霞。

冬が終わって春になり、暖かくなったことで空気中の水蒸気が増加するのです。

それが霞ができる大きな原因に。

この時期、水平線がぼやけて見えるのも春霞と呼ばれます。

「花粉」や「黄砂」と「春霞」

さらに、春は花粉黄砂の時期でもあります。

これらも春霞をつくるのです。

「春霞」は野山にも!

春霞は、野山にも多く現れます。

気温が上がったら、地表の水分も蒸発して空気中に多く貯められます

また、春になると植物の呼吸も活発化。

植物が呼吸をすると、水分が空中に放たれます。

そのため、樹木がたくさん生えている森では霞ができ易くなります。

さらに。

春になると、山の雪も溶けて蒸発。

この様にして、春は空中の水分が増加します。

その水分が水滴になることで霞が多く発生するのです。

夜は朧(おぼろ)

ちなみに、という言葉は昼間に使われることが多い言葉です。

この霞がになると・・・。

(おぼろ)という名前に変わります。

朧月夜(おぼろづきよ)と言いますね。

「朧月夜」も季語

この朧月夜は春の季語になっています。

ぼんやりと見える、お月様。

にじむ様に柔らかな光を放つ月には風流を感じます。

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