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木+易の漢字「楊」!読み方や意味を一発チェック

投稿日:2018年1月6日 更新日:

「木と易の漢字って、読み方は?」

の漢字は、です。

さっそく読み方を見てみましょう。

という漢字の読み方は、

音読みがヨウ

訓読みがやなぎ

となります。

ここでは、このという漢字の意味や成り立ちをサクサク解説していきます。

  • 木+易の漢字!「楊」の意味は?
  • 「楊」を分解してみよう!

という順でチェックです。

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木+易の漢字!「楊」の意味は?

がくっついた漢字、

読み方はヨウやなぎでした。

このの意味は、やなぎという木です。

「楊」は枝が硬い「やなぎ」

私たちの会話のなかで、「やなぎ」と言えばシダレヤナギのイメージです。

枝が下に垂れるシダレヤナギは、このようなやなぎです。

枝が垂れるやなぎなのでシダレヤナギと書かれるように。

「じゃあ、楊は?」

そして、という漢字が使われるやなぎは・・・。

このような枝のやなぎです。

逆に、枝が上を向いていますね。

は、ネコヤナギなどの、

上を向く枝

やなぎを指す言葉だったのです。

「ネコヤナギ」は「猫のしっぽ」

ネコヤナギの語源は、この木の花穂が猫のしっぽに似ているからです。

下の画像をご覧ください。

かわいい花穂です。

「ネコヤナギ」が告げる「春」

ネコヤナギは、早春に花穂を出します。

「もうすぐ春だなぁ・・・。」

ネコヤナギは、春の足音を感じる木でもあるのです。

ヤナギは水が好き

ヤナギは水分の多い土だと良く生育します。

そのため、ヤナギの街路樹は水辺に多くなります。

水辺を好むのは、ヤナギ属全般にいえる事です。

そのため、が表すネコヤナギの別名はカワヤナギです。

「楊」を分解してみよう!

が含まれるヤナギ属。

このヤナギ属は、実に300を越える種類があるのです。

北半球に多く分布していて、日本にも30種類以上存在します。

「楊」のポイントは「易」

の漢字があてられるネコヤナギが春を伝える、とお話しました。

そんなという漢字の成り立ちは、

太陽が昇る

というイメージがピッタリでした。

「易」=「太陽が昇る」

という字を分解してみましょう。

楊の右側、がポイントです。

このという字は、太陽が昇る様子を示しています。

「易」を分解!

は、上から

日・丂・彡

の3つに分かれます。

一番上の太陽

まん中のは、上に持ち上げるを表しています。

この2つで昇る太陽です。

そして、下にあるが、降り注ぐ光の形。

「易」=「枝が上に伸びる」

という字は、昇る太陽の動きを表現しています。

その太陽の動きが、

上に伸びる枝

をイメージさせるのです。

は枝が下に向かって垂れ、は枝が上に伸びていく。

2つのヤナギ対照的な形なのです。

「柳」も分解します!

こんどは、です。

の右側、の部分に注目してみましょう。

「卯」は「2枚の戸」

このを略したものです。

が表すのは、

2枚の戸

がくっついている形です。

2枚の戸は滑りながらスゥーっと開閉されます。

そこから、枝が滑るように垂れるというシダレヤナギに行き着くのです。

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